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すすりこむたびにむせるラー油攻撃!
しかし、慣れると手が止まりません。

「手が止まりません」は慣用句じゃないよなー
そう思ってブログで取り上げたんですが、書いているうちに他の部分にも違和感が。

今回じっくり考察したいと思います!

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「手が止まりません」は慣用句?

「すすりこむ」は辞書に載っていない?!

すすりこむは、すする+込むの複合動詞です。

複合動詞は日本語には多く、
そのほとんどが最初の動詞を、後の動詞が補助しているスタイル。
すすりこむの場合、「すする」という動詞を、「込む」が補助しているわけです。

そう、この場合の「込む」は補助動詞。
本来の意味が薄れ、すするを強調する働きを持っています。

ちなみに「吸い込む」は辞書掲載アリ。

吸う+込むの複合動詞でありながら、独立した動詞でもあるのです。

「吸い込む」と「すすりこむ」
同じ「こむ」でも何かが違う……

吸い込む=吸う+込む
すすりこむ=すする+込む

ここでの込むは、どちらも「中に取り入れる」という意味を持ちます。

吸う吸い込むは、吸収する行為を表す吸うに対し、
吸収して取り込むことを表すのが吸い込むと、微妙に意味の違いを感じませんか?

でもすするすすりこむは……?

すするという行為事態が、すでに人間の口や鼻で行う行為に限定されるため、
体内に取り入れられるのも当たり前。

このふたつの違いがあまり感じられないことが、
辞書に載らない(独立した動詞と認められない)所以なのかなあと思った次第であります。

補助動詞もひらがなで書こう!

形式用言・形式体言はひらがなで書こう。
ブログで何度も書いています。
やたらめったら漢字にしても、頭がいい人には見えませんから(ボソ)

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これって漢字? ひらがな?

補助動詞は形式用言なので、こちらもひらがなで。

まとめ

すすりこむに対する違和感は、すするとの違いが感じられないから。
ということで、最初の例文も書き替えちゃえばスッキリ。

すするたびにむせるラー油攻撃!

でしょ?