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静岡駅でのこと。

久々の東京出張に向かう際、旅のお供にと、
グランドキオスクでセルフ式のホットコーヒーを購入しました。

レジを通り、専用サーバーへ。
そこに書いてあった一言が気になって思わずパチリ。

飲み口をずらてください、だよね。

ずらせてって使うけど?

写真とともにFBに投稿したところ、そんなコメントがちらほら。

確かに「ずらせて」って言葉はあります。
でもここではやっぱり「ずらして」なんです。

そもそも「ずらして」と「ずらせて」は、元の言葉が違うから。

「ずらして」の元の言葉は「ずらす」

ずらすは、サ行五段活用動詞。
ずらない、ずらます、ずら、ずらば、ずらう……ってヤツね。

ずらしてずらすの連用形(活用形の2番目)に、
順接の接続助詞「て」をくっつけた言葉、というわけです。

「ずらせて」の元の言葉は「ずる」

単体ではあまり使いませんが、こちらも独立した動詞。
ずるは、ラ行五段活用動詞です。

活用してみましょう。
ない、ずます、ず、ずば、ずう……(やっぱりあんまり聞かないけど)。

ずらせては、ずるの未然形(活用形の最初)に、
使役の助動詞「せ」+順接の接続助詞「て」からなる言葉。

さらに、ずらせては「ずらす」の可能表現「ずらせる」のを終止形とする、
サ行下一段活用動詞の連用形でもあるのです。

わーややこし。

でも、現代は後者の考え方でOKじゃないかと思います。
(それじゃ長々説明するなって?)

まとめ

無理やりまとめですみません。

「ずらせて」は、例えばこんな時に使います。

使わないときはずらせておけて便利ねー

「ずらして」は、まさに最初の写真のようなときにね。

方言なのかな。このポップを描いた人は、どちらの出身なんだろ。
なーんてことを思いながらの東京出張でしたとさ。