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最近、寒暖の差が激しいもんだから
なんだか体調を壊しちゃって。
 
一見なんのツッコミどころもなさそうな会話ですが、
実はこれもちょーっとおかしいんです。

そもそも「体調」とは

読んで字のごとく、体の調子のこと。
 
そして「調子」とは、リズムや拍子といった意味のほかに
活動しているものの具合や状態を表す言葉、とされています。
 
さらに「壊す」とは、
形があるものがその状態を損なわせること。
 
調子=形のないもの、ということで、
体調を壊す、はへんな日本語だということです。
 

では「体調」が悪いときは何て言う?

体調を崩す、です。
 
そして「壊す」は、体を、にくっつけて
体を壊すにすると似たような意味になります。
 
でも考えてみれば、これもちょっとへんな言葉。
 
「崩す」は、整っているものを自ら壊す行為のこと、とあります。
 
日本語の意味そのままで解説すると、
体調を崩すって、自分で体を壊すことという意味になります。
 
不摂生とか、暴飲暴食とか、睡眠不足とか?
 
花粉症や、家族に移されちゃったような病には使えないということになりますねえ。
 

形のないものは壊れない?

とすると、壊れそうな心、なーんてのも思い込みってことです。
 
心には形がないので、壊れることなんてないし、
折れることも、潰されることも、弱ってしまうことなんかもない。
 
何があっても大丈夫、ってことです。
 
悲しいことがあって凹んでいる人、辛くてしょげている人。
うまくいかなくてもがいている人も。
 
心は絶対に壊れないから大丈夫
 
って……なぜか励まし系の終わりになっちゃったけど、たまにはいっか、ってことで。
(今回は「ことで」が多いぞ)