なんとも幸先の悪いスタートで……
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文章はすべてラブレター。
こんにちは。オフィスICHICO☆の市野です。
幸先の悪い
この言葉を使っちゃったのは、どこぞの局アナ。
スポーツ番組だったかな。
恐らくこの試合、あまり良くない始まり方だったんでしょう。
最初から負けちゃうそうなゲーム、とでも言いましょうか。
幸先が良いって言葉があります。
幸先のいい、なんて言ったりも。
これは言わずもがな「イイ感じの始まり」という意味。
そして「幸先」だけでも、イイ意味を含んでいます。
その反対だから、「良い」だけ反対語の「悪い」を使ってしまい、
幸先の悪いといったへんな日本語が誕生してしまったわけです。
こういった誤用は結構あります。
いさぎよいは、いさぎ+良いではなく、いさぎよい(潔い)という
れっきとしたの形容詞。
そして幸先が良いは、幸先+良いではなく、幸先が良いというれっきとした慣用句。
バラして、一部だけ変えることはできないんです、ホントはね。
とんでもございませんは、とんでもないをとんでも+ないと考えて、
「ない」だけを丁寧語にしちゃった誤用です。
詳しくはこちら
では幸先が悪い、の正解は
それはそのまま単純に「幸先が良くない」です。
お忘れなく。
お忘れなく。
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