なかなかいさぎがいいねえ
2015-05-19-02-09-58
 
一見、何の間違いもないように思えるこの言葉。
じゃ、一体「いさぎ」って何?

いさぎよい=いさぎ+よい?

以前、「とんでもございません」は間違い、って話をしました。
これもほぼ仲間。

「いさぎいい」はまず「いさぎよい」の誤用(というか話し言葉)です。

さらに、<いさぎ+良い>ではなく、いさぎよい、という独立した形容詞。

「いさぎいい」だとおかしな変換になるけど、
「いさぎよい」と打つと、ちゃんと“潔い”になるでしょ。

だから、最初の誤用例のように、間に助詞「が」を入れることは
できないんですねーこれが。

ということで、否定する場合も「いさぎよくない(潔くない)」であり
「いさぎ悪い」ではありません。結構使っちゃっている人多いですけどね。

書いていて思い出したのが「盛り下がる」。
言うまでもなく「盛り上がる」の反対の意味(なんでしょうけど)。

これも使う人が多いけど……一発変換できないんですよね、これも。
ということは、正しい日本語、という観点からするとNGなんですね。


対になっている言葉はたくさん。

だから、「いさぎわるい」も「もりさがる」も、
違和感を持ちながらも使っちゃうのかな、って思います。

使っちゃダメだとは思っていません。
でも、気にしてほしいなとは思います。

日本人として、その母語である日本語をね。